約 2,881,771 件
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/42.html
名前:新堂 誠(しんどう まこと) 出典:『学校であった怖い話』 年齢/性別:17歳(1995年当時)/男性 外見:175cm・69kg 、茶色っぽく逆立った髪。強面。制服姿。 環境: 鳴神学園3年D組、鳴神学園にて秘かに実在を囁かれる集団、殺人クラブの部員。 性格: 頼れる兄貴タイプでちょっと不良っぽく、やや喧嘩っ早い わりと凄みがきいているが、義理人情に厚く、後輩への面倒見も良い。 殺人クラブの中では比較的常識人かつ行動派。 だが身内と認めていない他人には厳しく辛辣なコメントも目立つ またそういった他人のために動くことはほとんどない だがそれでも動いた時にはこれ以上無い力を発揮してくれる 能力: スポーツマンでありおそらく運動部部員なので運動神経はいい、 更に鳴神学園運動部は全国大会の常連クラスが幾つも存在するらしく 体力、走力、腕力などの基本スペックはかなり高いと思われる 口調: 一人称は「俺」、他人は苗字呼び捨てなど。 交友: 殺人クラブメンバー 、他は不明 備考: 1995年の人間、スポーツマンらしく主に部活動に関する怖い話を、正統派の語り口から語る。 また、話の展開は主にスタンダードな都市伝説に近いものだが、 イジメやしごきと絡めて話を展開させる傾向も強い。 その一方で、意外と純愛的な話が目立つのも特徴である。 『学校であった怖い話』では語り部の不興を買うと話が思いも寄らない方向へと転がりだす (最悪ゲームオーバー)が彼の危険性はほとんど無く、『恵美ちゃんの殺人クラブ観察日記』(以下『観察日記』)では「ウサギ狩りなんて暇つぶしにもならねぇよ」 という発言がありおそらく戦闘狂の類なのではないかと思われる また、「飴玉ばあさん」をはじめとして、何かと老婆に関する怪談に関わる機会が多いため、なにか因縁があるのかもしれない。 本ロワでは『観察日記』の最初の選択肢で『早い者勝ち』を選択時の服装髪型である。 なおアパシー版では移行に伴い語り部達のダークサイドが強化されている。 新堂が強化されたのは 『人間の本来持つ弱さ』 である、具体的な例を挙げると 保身を第一に考える、 他人の不幸には関わりたくない、 重要な事は先延ばしにする、 などといった思考を持ち合わせていること
https://w.atwiki.jp/allmiccore/pages/312.html
[部分編集] * *アパシーナポリの男たちin学校であった怖い話 概要あらすじ 経緯 登場話早見 関連動画第1話『ヨムトシヌ』 第2話『自殺志願者の鎮魂歌』 第3話『妹を探しています』 最終話『呪われたゲーム』 制作話 関連リンク アパシーナポリの男たちin学校であった怖い話 登場作品:ナポin 種族:動画(ゲーム実況者コラボ) ジャンル:アドベンチャー 初投稿日:2021年8月31日 総時間:約5時間30分 年代設定:現代 主な関連人物:四友三男,杉田かおる,村崎藍,八十八八十八 主な関連用語:七不思議の集会,Yチューブ,Yチューバ―,スクール・デイズ,夢想荘 [部分編集] 概要 『アパシーナポリの男たちin学校であった怖い話』とは「七転び八転がり」とゲーム実況グループ「ナポリの男たち」とのコラボゲームである。収録シナリオは全て飯島多紀哉氏の新規書き下ろしで、グラフィックはドラマCDでお馴染み夏彦氏が手掛ける。 BGMの一部はナポリの男たち「年末ヒットソングメドレー」楽曲制作に携わったimie氏が担当している。 「アパシー・シリーズ」では2回目となるゲーム実況者とのコラボで、グループとのコラボは今回が初。サークル「七転び八転がり」が制作した完全新作のゲーム「ナポin」をゲーム実況グループ「ナポリの男たち」(すぎる氏、ジャック・オ・蘭たん氏、hacchi氏、shu3氏)が実況したものが本作であり、その動画はyoutubeで視聴できる。また、ゲームとして販売はされていない為、個人的に遊ぶことはできない。 なお、一番最初の告知はTwitterだった。 本作は従来の『学怖』になぞらえ、一人が一話ずつ怖い話を語っていく。ただし、選択肢は一か所のみ。 一話、また一話と進むにつれて話の真相が明らかになっていく。全四話。 動画は毎週youtubeでプレミア公開(予め動画投稿予約され、チャットでリアルタイムの反応を見ることが出来る機能)された。そのため、現在でもチャット欄では場面場面での視聴者達の反応を伺うことができる。 リアルタイムで話中の謎をあれこれ予想しながら視聴することができ、SNSと動画サービスを利用したコラボならではの作品となった。 また、現在でもTwitterでは#ナポリ学怖で検索すると感想や考察、FAなどを閲覧することができる。視聴後に覗いてみてはいかがだろうか。 [部分編集] あらすじ 高校二年生になった「坂上修一」は、新聞部OBの「日野貞夫」に「七不思議の集会」の聞き役をするように頼まれる。一年前の集会が失敗した経験から渋る坂上だったが、なんやかんやで引き受けることになる。 集会の始まる時刻になり、新聞部の部室に訪れる坂上。扉を開けると、そこには見知らぬ四人組が座っていた……。 [部分編集] 経緯 「レトルトin鳴神学園」を視聴したあるプロデューサーの方が七転び八転がりとナポリの男たちのコラボの話を持ちかけたことが制作の契機となった。 企画会議の中で出た要望は、四人が語り部になり、かつレギュラー陣との共演を行うというもの。 また、選択肢を一つだけ導入したのも四人からの意見だそう。 数多の分岐を加え、話順で変えることで話が変化する形式にするという話も出たが、制作期間や規模の大きさ等の問題点からほぼ一本道の方向へ。詳細は解説動画にて。 無料で、皆が楽しめる作品をということで、四、五ヶ月の製作期間を経て完成された。 [部分編集] 登場話早見 ⇒「登場話早見 /その他#id_8be3a04f」 [部分編集] 関連動画 第1話『ヨムトシヌ』 第2話『自殺志願者の鎮魂歌』 第3話『妹を探しています』 最終話『呪われたゲーム』 制作話 [部分編集] 関連リンク 情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。 もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。 ページ名称変更につき旧ページから移行 -- 名無しさん (2023-06-10 17 17 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/365.html
殺人クラブ@学校であった怖い話 鳴神学園で密かに囁かれる、自分にストレスを感じさせた人間をストレス解消のために殺す、 日野貞夫を筆頭に鳴神学園の学生で構成された快楽殺人者集団の事。 原作では新堂誠6話目に発生する『殺人クラブルート』に登場する7人構成の集団で、 ロワに登場しているのは日野貞夫、新堂誠、岩下明美、風間望の4人である。
https://w.atwiki.jp/livetube/pages/921.html
基本情報 名前 せっかち ジャンル 勃起 性別 男 年齢 スラムダンク世代 マイク 有 配信時間帯 週末朝勃ち 配信ページ http //livetube.cc/%E3%81%9B%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%81%A1 実況作品名など 学校であった怖い話、トルネコ、DQ3、ファミコン探偵クラブSFC 特徴 毎回おもしろいコメントはメモ! 勃起職人 学校であったエロイ話登場人物 今まで1日の最高射精回数は8回 主が行ったネ申プレイ・m9プレイ ファミコン探偵クラブSFCにて 最後の最後まで犯人は分からなかった。(が、クリアーはできた) ファミコン探偵クラブSFCにて プレイヤーの性格判断で「おっちょこちょい」と言われる。 主のステータス 喋り B 思考力 B 精力 C 勃起 S
https://w.atwiki.jp/haishindore/pages/16.html
子牛 FC2配信者「危ない講師」その人である。 「最初っから奥の手だ!!」 孔子さんとも呼ばれ、博識である。 Discordのことなら何でも聞こう。 「学校であった怖い話」の福沢玲子が二次元嫁 文字は「紫」 んも!?んもももももう!んもももももも! (DQ7移民の牛のセリフが元ネタ) コーン! (イーハトーヴォ物語が元ネタ) ( 凸 ) ゲーム内のネタを拾って配信に活かすテクニシャン
https://w.atwiki.jp/tvsponsor/pages/3187.html
口を揃えた怖い話(2022~) 『口を揃えた怖い話2024夏』(2024.07.29)は別ページ参照 『口を揃えた怖い話2023夏』(2023.06.30)は別ページ参照 『口を揃えた怖い話2022冬』(2022.12.20)は別ページ参照 『口を揃えた怖い話2022夏』(2022.07.11)は別ページ参照 『口を揃えた怖い話2022春』(2022.03.22)は別ページ参照
https://w.atwiki.jp/kanransyabw/pages/135.html
957:ポケモンズ ◆fv4RSa9ehc 2011/05/04(水) 23 35 05ID 7OMqbV.c タブンネ「ねぇ知ってる、桜の木の下にはワタルが埋まってるんだよ ライチュウが埋めた」 960:ポケモンズ ◆fv4RSa9ehc 2011/05/05(木) 19 44 13ID QHlcJZ6k キュレム「わ~、桜が綺麗だよレシちゃんゼクちゃん」 レシラム「もう春ですか…」 ゼクロム「うむ…あの変態から逃げ続けていて季節の移り変わりなど忘れていたな…」 キュレム「桜って綺麗だね♪」 ゼクロム「だが桜の下には死体が埋まってるという…」 レシラム「こら、キュレムを怖がらせるんじゃありません」 キュレム「そんな話信じるほど子供じゃないも~ん」 ガシッ キュレム「…え?足に何か…!?」 レシラム「さ、桜の根本から…」 ゼクロム「手が!?」 ワタル「ドラゴンた~ん…」 キュレム「きゃあああああああああああっ!」 ワタル「はぁはぁ…キュレムたんのよちよちあんよ可愛いね…僕のドラゴンピストルはもうドラゴンダイブだよ…はぁはぁ…」 キュレム「いやぁああああああっ!?」 本当にあった怖い話 桜の下のワタル 963:勇者アイリス♀ ◆ybcSsJnXZI 2011/05/07(土) 22 48 02ID ..XoqLNE ピカチュウ「かみなり」ピカッゴロゴロピッシャーン こうかはばつぐんだ! ピカチュウはワタルをたおした キュレム「あ、あ…?」 ピカチュウ「まったく…」ワタルを引きずりさっていく キュレム「ピカチュウさん…」ポッ ライチュウ「はっ!邪悪?な気配!」
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/885.html
【ひぐらしのなく頃に】 [[前原圭一]] [[竜宮レナ]] [[園崎詩音]] [[北条沙都子]] [[古手梨花]] 【学校であった怖い話 アパシー版】 [[坂上修一]][[日野貞夫]] [[新堂誠]] [[風間望]] [[岩下明美]] 【ドラえもん】 [[ドラえもん]] [[野比のび太]] [[剛田武]] [[出来杉英才]] 【らき☆すた】 [[柊かがみ]] [[柊つかさ]] [[高良みゆき]] [[小早川唯]] [[泉そうじろう]] 【涼宮ハルヒの憂鬱】 [[涼宮ハルヒ]] [[キョン]] [[朝比奈みくる]] [[古泉一樹]] [[朝倉涼子]] 【ブラッディ・マンデイ ドラマ版】 [[高木藤丸]] [[九条乙也]] [[高木遥]] [[折原マヤ]] [[神崎仁(J)]] 【ローゼンメイデン】 [[桜田ジュン]] [[真紅]] [[翠星石]] [[水銀燈]] [[柏葉巴]] 【銀魂】 [[坂田銀時]] [[神楽]] [[近藤勇]] [[土方十四郎]] 【おおかみかくし】 [[九澄博士]] [[摘花五十鈴]] [[櫛名田眠]] [[賢木隼一郎]] 【天空の城ラピュタ】 [[リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ]] [[パズー]] [[ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ]] 【めだかボックス】 [[黒神めだか]] [[人吉善吉]] [[宗像形]] 【金色のガッシュ!】 [[高嶺清麿]] [[パルコ・フォルゴレ]] これより下はねたばれあり! 【ひぐらしのなく頃に】 前原圭一 ・竜宮レナ ・園崎詩音 ・北条沙都子 ・古手梨花 【学校であった怖い話 アパシー版】 坂上修一 ・日野貞夫 ・新堂誠 ・風間望 ・岩下明美 【ドラえもん】 ドラえもん ・野比のび太 ・剛田武 ・出来杉英才 【らき☆すた】 柊かがみ ・柊つかさ ・高良みゆき ・小早川唯 ・泉そうじろう 【涼宮ハルヒの憂鬱】 涼宮ハルヒ ・キョン ・朝比奈みくる ・古泉一樹 ・朝倉涼子 【ブラッディ・マンデイ ドラマ版】 高木藤丸 ・九条乙也 ・高木遥 ・折原マヤ ・神崎仁(J) 【ローゼンメイデン】 桜田ジュン ・真紅 ・翠星石 ・水銀燈 ・柏葉巴 【銀魂】 ●坂田銀時 ・神楽 ・近藤勇 ・土方十四郎 【おおかみかくし】 九澄博士 ・摘花五十鈴 ・櫛名田眠 ・賢木隼一郎 【天空の城ラピュタ】 リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ ●パズー ・ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ 【めだかボックス】 黒神めだか ・人吉善吉 ・宗像形 【金色のガッシュ!】 高嶺清麿 ・パルコ・フォルゴレ
https://w.atwiki.jp/iliasion/pages/72.html
ep.265「学校の寮 3話」恐怖実話体験談!本当にあった怖い話 朗読怪談 「学校の寮 3話」 参加メンバー Tomo Kimura K-suke その他 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/allmiccore/pages/80.html
[部分編集] 人格ある怪異 人格ある怪異 飴玉ばあさん(あめだま-) 概要飴玉の特徴 ばあさんの特徴 四八 アパシー・シリーズVNV AMC1 学恋 学恋2 学恋V 流神A 追加版 小学怖 ドラマCD 鳴七 [部分編集] 飴玉ばあさん(あめだま-) 登場作品:学怖,学怖S,VNV,AMC1,学恋,学恋2,流神A,小学怖,ドラマCD,鳴七 種族:人間→魔女? 関連人物:新堂誠,岩下明美,富樫黎雄,元木早苗《噂》,佐久間昇,今野英俊,坂東淳《犠牲者》,野々宮亜由美,坂上修一,倉田恵美《取引》,片桐里子,原恵理子,山本幸男,脇坂安奈《?》,影法師ババア《敵対,?》,名倉寧々《知人》 関連用語:語り部,ババレンジャー《所属》,ボクシング部,カニバリズム [部分編集] 概要 初登場は新堂二話「飴玉ばあさん」。 「鳴神学園」の「校門」付近に出没する謎の老婆。 大きなかぎ鼻、頭から被った赤いローブ、節くれ立った樫の杖と、グリム童話などに登場する魔法使いの老婆そのものの外見。 その他の大きな特徴としては巨大なバスケットを持ち、その中には大量の飴玉が詰め込まれている。出会った者には一度だけ、この飴玉をくれる。 そんな彼女が配る飴玉は以下に特筆すべき様々な特徴を備えており、誰しもが求めてやまない代物である。 とは言え、飴玉ばあさん自体は何者にも肩入れしない中立的な存在でもある。よって彼女が配る飴玉というある種の「力」に求め、振り回される老若男女の悲喜劇こそが「飴玉ばあさん」の話の中で主題として語られるのだ。 飴玉ばあさん自体が「学校であった怖い話/アパシー・シリーズ」を代表する有名な怪異のひとつであることもあって、派生する話のバリエーションも数多い。 それを実証するように発端の「新堂誠」のみならず数多くの口からそれぞれの切り口に従って噂されることになっていった。 [部分編集] 飴玉の特徴 飴玉の特徴は以下の通り; ・全分岐に共通する特徴(実際は異なる分岐もあるが、ほぼ全てで共通しており、基本設定と言って差し支えないもの) 1.よれよれの包装をされており、ばあさんの汚さと相まってとても食欲をそそる外見ではない。 ただ、ゴルフボール大(『AMC1』ではピンポン玉大)と非常に大きい。グラフィックは全シリーズを通して青いビニールによって蝶(リボン)型に包まれる形で一貫しており、作品にもよるがピンポン玉くらいの大きさが表現としてふさわしいように思える。 2.飴玉はとても美味である。 新堂さんが最初に飴玉の話をしてくれた際に並べた数々の褒め言葉は、グルメレポーターもかくやと言うものだった。 3.副作用として舐めた者に対して有益な効果をもたらす。 飴玉のおかげで奮起したか、それとも飴玉の魔力のおかげかは定かでないが、将来の成功を約束された者は数多い。 ・分岐ごとの特徴(現状では特定の分岐でのみ言及されている設定であり、基本設定として当てはまるとは限らないもの) 1.飴玉にはいくつかの種類があるらしく、最もその人に合った物をくれるらしい。 2.時々ハズレが混じっていたりする。また、注意しなければならないことが幾つか存在する(後述)。 3.飴玉の原材料は人間の眼球である。「あ、目玉」とかけた洒落か? ところで、これも一種の「カニバリズム」と言えるのかもしれない。 [部分編集] ばあさんの特徴 「一人でいる時にしか出会えない」「一度会った者は二度と出会えない(制裁に係る例外あり)」「貰える飴の数は一人に一個」など、元が都市伝説を出自とする怪異だけあってか様々なルールを持つ。 そして、彼女と飴玉の持つ属性を見ると必然とも言えるが、自業自得にせよ理不尽な結果にせよ、彼女と関わったせいで悲惨な目に遭う者たち(佐久間昇・片桐里子)は少なからず存在する。むしろ、ゲーム内で語られるストーリーはこちらに焦点を当てたものがほとんどである。 特にルールを破ったり、その他彼女を怒らせるような行動を取った者の末路は、制裁の名の下に追い込みをかけられて怪人に堕ちるか、呪いによって生き地獄を味わうかという、ろくでもないもの。 死にこそしないとは言うものの、どっちかと言うとひと思いにトドメを刺された方がまだマシかもしれない。 [だが、ばあさんに普通の人間の様な怒りの感情があるのかは疑問である。 一見すれば佐久間と同様の失礼な行動に出た原恵理子が、結果論とは言え恩恵のみを享受している例から考えると、ばあさんの制裁というのは相手の心根や礼儀への怒りではなく、ルールへの違反という結果でのみ発生するシステマチックなものかもしれない。] 更に「ハズレ」を引き当ててしまった片桐里子のケースは、ルールさえ守っていれば災を免れ恩恵さえ被れる場合もあるという、これら都市伝説的な怪異が持つ救済措置をも根底から覆し、飴玉ばあさんという存在の持つ理不尽な恐怖の側面を大いに知らしめている。 [メタ的な指摘になるが、これはどちらかと言うとばあさん自身の悪意と言うよりは、この分岐を仕込んだシナリオライターの悪意(という名のサービス精神)と言う方が適切であろう。] [部分編集] 四八 神奈川シナリオ、千葉シナリオに登場。 ネタとして作中で度々言及されるに留まり、本人は登場しない。 神奈川シナリオ「来訪者」。 謎の男「鯖徒瑠陀吏雄」になにか議題を提示するように言われた「荒田尚也」が彼女の話を開帳する(こともできる)。 「逆さ女」と並んでいることもあって、プレイヤーはまず選びたくなるのではないだろうか。 鯖徒瑠氏は意外や食いつくものの、荒田の方はあくまで噂を聞きかじったくらいの認識であるため話が発展を見せることはない。 千葉シナリオ「学校であった怖い噂」。 島根県民「新堂誠」さんから提供されたメールに記載されていた怖い話がまさしく「飴玉ばあさん」である。 内容としてはおなじみ「佐久間昇」が目玉を奪われるまでとその後のオチに至るまでを網羅している。 [部分編集] アパシー・シリーズ 『学怖(S)』における彼女の出番は一話分に過ぎなかったが、新堂さんの定番ネタとしてユーザーに与えた印象は強かった。 分岐の数もそこそこで伏線の張り方や地の文の美味さ上手さもさることながら、飴玉ばあさんのキャラクターが立っていたことが大きいだろう。 新堂二話と言う序盤に通りやすい位置にいたことも勝因の一つと思われる。 ネタ的な意味で言えば、彼女と『VNV』の「高木ババア」との相乗効果によって「新堂さん(と言えば)‐都市伝説(と言えば)‐ババア(と言えば)-新堂さん」の図式をユーザー間に定着させたと言う功績が大きいか。 そんな彼女は舞台が「アパシー・シリーズ」に移ると新堂さんの噂話と言う範疇を外れて、独自のキャラクターもしくは実在に限りなく近い存在として一人歩きをはじめることになった。 それゆえに「旧作」に見られたある一定の法則に従うという性質からもある程度外れ、校門付近を徘徊する魔性というイメージだけでなく謎の「不審者」、地に足の着いた人間としての属性も強まっている。 一例を挙げれば取引に応じることないし、不審者として国家権力に拿捕されてしまうこと、作品によっては恐ろしいことに恋愛の攻略対象になってしまう点などが挙げられる。 また、再登場にあたっては「飴玉」の属性に「中毒性」が新たに加わる。 これに伴なって「佐久間」ルートの一部のみで明言されていた「飴玉の材料=人間の目玉」設定がより強調されるようになった。 「旧作」で(ばあさん本人はともかく)「飴玉」に関しては『薬と毒』の『薬』の側面が目立ち、「佐久間」ルートでばあさんのその後の行動についてやや齟齬が見られた程度と比べると、「アパシー」の「飴玉」は『薬と毒』の『毒』の側面がより強調されたと言える。 [部分編集] VNV 『VNV』(新装版)「(岩下明美が語る)飴玉ばあさん」に登場。 懐かしの「七不思議の集会」スタイル(一部だが)として岩下さんに語っていただいた。 ただし岩下さんの性格上、飴玉ばあさんその人にはあまり焦点が当たらず話の前提設定という趣が強い。 前述した通り、飴玉の麻薬のように人々を蝕む中毒性に注目され今回は「今野英俊」&「野々宮亜由美」と言う関係性が狂っていった男女を生み出すことになる。 ただし、このシナリオ中の一幕として坂上くんの口を借りてばあさん自身の哀しい過去が明らかにされる機会に恵まれている。 この設定によると若き日の飴玉ばあさんは戦火に焼かれて息子一人を残して家族を失った和菓子職人である。 その上戦後期の混乱の中で与太者同士のいさかいに巻き込まれた息子の視力は失われしまう。母は息子の視力を元に戻すために下手人たちの眼球を奪うが当然癒着するはずもなく、直後に官憲に連れていかれる。 それからの彼女の動向は皆様の知っての通りである。この場合だと彼女の狙いは息子に適合する眼球であり、飴玉(適合しなかった眼球)は撒き餌として再利用している副産物に過ぎないことになる。 社会や運命への呪いと息子を思うささやかな母心が入り混じり、老婆になっても果たされない願いを抱き続ける彼女の思いは、無関係の身になってみれば痛ましいものがあるが……。 この設定の飴玉ばあさんは警察に追われる一個人の犯罪者でありながら、既に人ではないなにかに成り果てているようでシナリオ中で超人的な身体能力を発揮する一幕も用意されている。 [部分編集] AMC1 各所ルートで顔を出し、自重しない活躍ぶりを見せる事になった。 「山本さんと飴玉婆さん」ルート。 従来どおりに人気のない校門付近で飴玉ばあさんとふたりきり出会った、という場面設定でお送りするシナリオである。 ここで焦点が当たる警備員「山本幸男」さんがどんな目に遭うかについてはここでは伏せさせていただくが、大まかな傾向を言わせていただければ飴玉ばあさんの「今後」、「在り方」について触れた結末が多い。 特に前述した『VNV』(新装版)のほろ苦い解決編、解答編というべき一幕が用意されているのは両方を遊んだプレイヤーにとっては感無量であるのかもしれない。 「新語り部集結」ルート。 日野貞夫が用意した「語り部」たちに対抗すべくノリと勢いで倉田恵美がその辺から集めてきた語り部の一人。 『VNV(新装版)』の前哨とも言うべき野々宮さんが今野君のために眼球を集めてきてくれた時の話か、もしくは飴玉を出席者全員に振舞ったあとに飴玉の材料を御開帳してくれる話の二パターンを語ってくれる。 どちらにせよ、おちゃめな老婆心を出しつつ残酷なばあさんらしい語りになっている。特に後者は当然の反応か一部を除いた一同は阿鼻叫喚である。 「ブラック&ホワイト」を凌ぐ年長者なだけあり、彼らと並んで学園の深奥に関わっている素振りを結末によっては見せることも。人によっては言われてみれば確かにと思い、妙な説得力を覚えるかもしれない。 [部分編集] 学恋 坂上・倉田編に登場。 エンディングをいくつか重ねた後に登場する隠しキャラ的な扱いであり、踏破するイベントも二段階と控えめである。 ただし、エンディングを迎えるにあたっては特定パラメーターを必要とするほか、必ずしもネタに走っているわけではない。 行動パターンを踏まえれば、出会うために取るべき行動は決まってくる。ただし、曜日は決まっているものの出現頻度は低い。 「坂上編」。 恐ろしいことにこちらでは純然たる攻略対象である。 飴玉を絡めたバッドエンドこそ用意されているものの、親愛ではなく本当に恋愛的な意味で結ばれてしまう。 攻略に必要なパラメーターは「容姿」。可愛い男の子の頼みを聞いてくれる辺り、婆さんもまだまだ女性ととらえてよいのだろうか。一応、飴玉を待ち望む心が恋愛感情へ変化した……と語られているので納得できないことはないかもしれない。 ただ、一枚絵などはないものの幸せそうに全国を行脚するふたりの姿を思い浮かべると茫然としたくなる気もしないでもない。 「倉田編」。 打算と欲望で行動するこちらでは攻略対象にはならない。 出会い方も純粋無垢な坂上に絆されたあちらの展開とは異なる。 むしろいつも通りばあさんは、問題のありそうな子の内面を見透かして声をかけたという感である。それならバッドエンドに繋がりそうな選択肢もいくつか用意されていそうなものだが、そちらを選んでもその周回は強制終了になるというだけの話である。 攻略に必要なパラメーターは「知力」。飴玉を単に美味しいだけでない、野望達成のための便利な道具と見出した倉田は飴玉ばあさんと手を組むことにしたようだ。先のことは想像するしかないが、彼女の宣伝力によって飴玉の脅威は拡散しそうである。 [部分編集] 学恋2 新堂編、風間編に登場。 「新堂編」。 一応、異性なだけあって新堂編では専用の攻略ルートが与えられている。 ネタ風味ということは最初に断らせていただくが、本当にマリッジを迎えてしまうエンドも一応用意されている。 ただし、このルートの肝は校門付近に出現する謎の師匠「飴玉ばあさん」に新堂さんが師事するというもの。 恋愛というより師弟愛に近い扱いになっている。 夜イベント「ババレンジャー」。 新堂さんが楽しみにしている夜番組にして戦隊風正義の味方「ババレンジャー」のリーダー格「Aババ」の正体は彼女だと思われる。おそらく最年長のリーダーらしく曲者揃いのメンバーを取りまとめたり、そうでなかったりである。 「風間編」。 (執筆者募集中) [部分編集] 学恋V (執筆者募集中) [部分編集] 流神A 「渋谷で配られる無料の飴」に登場。 題材が題材なので参戦は確実と思われていたが、やはりいた。 ただし、本筋に関わることはない。唐突に現れてバッドエンドを提供する役柄である。科学的見地とオカルト思考の間で揺れる『流行り神』の世界観上、彼女が存在するだけでオカルトが証明されるので仕方ない……という観方もできるかもしれない。 小暮さんとイソップ物語の「金の斧」よろしくな問答を行い、前哨の着ぐるみに輪をかけて妙ちきりんな飴をくれる。 内容は見事なまでの外れだったり、過去作のオマージュなハッピーと言えなくもないエンドだったり……の三択である。 [部分編集] 追加版 「岩下版『飴玉ばあさん』(改訂)」、「坂上修一が語る飴玉ばあさん」、「ババア大連合(前編・後編)」に登場。 『VNV(新装版)』から再録された大ボリュームの話および、『学恋』シリーズにおけるフリーダムな分脈を汲んだギャグシナリオで大いに存在感を発揮する。 また、子を思う年老いた母の心情という着目をしたとしても扇の要を担っている。のちに「高木ババア」、「弁当ババア」と老婆の怪異は続き競演すれども、シリーズにおけるババア妖怪筆頭としてのポジションはまさしく伊達ではないと言い切れるだろう。 「岩下版「飴玉ばあさん」(改訂)」。 基本的に『VNV(新装版)』版とシナリオに相違はない。 (執筆者募集中) 「坂上修一が語る飴玉ばあさん」。 『VNV(新装版)』版とは異なり、独立したシナリオとしてカウントされている。 ただし、特定の結末で語り終えた岩下さんに続く形で坂上くんがばあさん自身の哀しい過去を明らかにする流れは同じである。 とんだ凶行を働いているにもかかわらず、ばあさんの言動は変わらず飄々としたものである。 もっとも坂上修一が語り部たちを飴玉ばあさんに売った後の反応は大きく異なり、彼の持つ凶暴性・異常性に注目している。 ついでとばかりに事前に殺されていた日野先輩も相まって、正当防衛として動いた『VNV(新装版)』版とは大きく読後感が異なってくるだろう。こちらの場合は客観的な視点に立っても、岩下さんを含む語り部たちはなにも悪くないのである。 「ババア大連合-前編-」。 このシナリオでは新堂さんの質問にどう答えるかによって、本番の後編がギャグとシリアスのいずれかに大きく分かれ、前者の三パターンと後者の導入のいずれかに分岐するという変則的な形式を取っている。 どういうわけか、ババア妖怪の噂が絶えない鳴神学園だったがその理由とは……? 「ババア大連合-後編-」。 ギャグルートの場合はまさかの人を巡っての老いらくの恋だったり、全国から集まった最強の都市伝説ババアの頂点を目指す大会に参加したり、はたまた戦隊モノのリーダーを務めたりしている。 なんというか編者としてはコメントを寄せる気力が失せていく話だが、聞き手の坂上修一としてはゴシップ的な意味で大乗り気だったり、新堂さんの熱いノリに触発されたり、もしかしたら社会派として義憤に燃えたりもする。ババアとは坂上修一を映す鏡なのかもしれないが、いずれにしても飴玉ばあさんは鳴神学園のババアの筆頭格としての扱いをされることが多いようである。 シリアスルートでは戦時中という極限環境と我が子への妄念が生んだ老婆の怪物「影法師ばあさん」に対抗する三ババアのひとりとして、生還を目指す坂上修一に助力してくれる。 (執筆者募集中) [部分編集] 小学怖 水曜日「飴玉婆さん」に登場。 今回、ばあさんについて語るのは新鋭の小学生にして都市伝説研究家「富樫黎雄」。 飴玉およびばあさんの性質の多くは従来の話を踏襲しているものの、飴玉が綺麗にラッピングされている、ばあさん自身も品のいい老婦人のような口調で話すなど、相変わらず怪しくはあるが小汚い印象は外して語られている。 飴玉を舐めるだけで本当に夢が叶うなら、その代償はだれが払うのか? 答えはその人自身。 この話の中で飴玉は夢を叶えた際の理想を味だけでなく体感させる性質を持っていることが語られている。 ただし、夢は自分の努力で叶えるしかないという厳しい現実もばあさんの口から諭されている。そして飴玉に二回目はない。 一応、飴玉に中毒性はあるが、絶対に二回目はない仕組みになっているので身を亡ぼす心配はなくある程度は良心的である。 ただ、ばあさんは一見善意かつ無償で配っているようでいて、子どもたちに叶わないかもしれない夢を見せるとても残酷な人のように思えるのも確かである。 この話でばあさんの飴玉によこしまな願いを託したのは「坂東淳」。 そしてそれとは別に単純に夢を叶えたいという思いからばあさんの飴玉を手に取った「脇坂安奈」。 この両名がどのような結末を辿った、もしくは辿るかは当該項目を参照していただくとして。 さすがのばあさんも(児童向けレーベルの話ということもあって)小学生相手なら手加減してくれているようである。 [部分編集] ドラマCD Disc.7 元木早苗「飴玉ばあさん」に登場。 『学怖(S)』の根幹ルートと思しき佐久間が〇〇を奪われてその後……の話を過不足なく新堂さんではなく早苗ちゃんに語りの口を代えて教えてくれる。よってばあさんと佐久間の行動自体は往年のファンならみな知っての通りである。 ただし悪ぶった口調から、実在をほのめかしつつもあくまで「都市伝説」や噂のひとつとして語った新堂さんとは異なり、早苗ちゃんの場合はあくまで飴玉ばあさんのことを実在の人物として扱っているのが特徴である。 加えて早苗ちゃんはオチ部分まで知っていてなお、ばあさんのことを尊敬している。 その上、会ってお話ししたいとのんびりとした口調で言ってのけているのだ。 意地悪な引っかけの一環として飴玉の魅力を語った新堂さんとは違い、飴玉の美味しさをぽややんと、けれど一生懸命に伝える彼女と、それと改めて気付かされた飴玉の魅力に何を思うかはきっと人それぞれ……かもしれない。 また、元木早苗役の「空賀花」さんはおちゃめで残酷な魔法使いの老婆としか言いようのない「飴玉ばあさん」を佐久間昇、元木早苗との三役兼役で見事に演じられているのでそちらに注目してもよいかもしれない。 あの時、飴玉ばあさんが何を考えていたのかという答えのひとつが確かにリスナーの耳に入ってくることだろう。 [部分編集] 鳴七 「倉田恵美の飴玉ばあさん」、「飴玉婆さん」ほかに登場。 スポットが当てられたシナリオを加筆修正のもと二本再録しているほか、今回は「魔女」としての属性が強められている。 海外でも高名な歴年の魔女らしく、そちらの方面から交友を持っている魔女の仲間も複数名登場する。 そんな婆さんは基本的には善き魔女として語られており、対応ともらった当人の性根などが間違っていなければ幸せになれる。 作品によって程度は異なるものの、今回の飴玉婆さんは教訓的な性質を比較的強めに描かれていることになるだろう。 「鳴神学園」における知名度は引き続き相当に高く、少なく見積もっても数代前の卒業生が在籍していた頃から現在に至るまでという相当の長期間に渡って認知されている。 このことも相まって、彼女の飴玉を求めて狂っていった老若男女が怪異的存在に成り果ててしまっても「飴玉ばあさん」という噂が塗りつぶされることはない。噂としても実在人物としてもきわめて強力な現役であり続けていることがわかるかもしれない。 「倉田恵美の飴玉ばあさん」。 基本的に『学怖(S)』版とシナリオに相違はない。 ただし佐久間昇あらため「田所尚敬」が相変わらずの自分勝手さを発揮してロクでもない末路ばかり迎える一方で、ばあさんは別に活動を休止するなんてことはなかったりする。こんな話を聞いてなお飴玉を求める剛の者もまぁひと安心(?)であろう。 また、片桐里子あらため「酒井聖美」さんの方は彼女の善性が高かったことと、酒井さんの親友「名倉寧々」さんのフォローが的確なこともあって、飴玉に託す願いを間違えても将来的な展望は暗くないことが示唆されている。 ちなみにとある願いを酒井さんがした場合は、飴玉ばあさんは魔女としての基本形を突き詰めた達人であることが逆説的にわかったりする。その気になれば美女の姿も取れるであろう飴玉ばあさんが、あえて老婆の姿のままでいる理由は余人には計り知れない。 「飴玉婆さん」。 基本的に『追加版』版とシナリオに相違はない。 ただし飴玉ばあさんのオリジンを語る展開はオミットされており、ほぼ一貫してばあさんは正体不明の魔女のままである。 そんな中で飴玉ばあさんの活動期間が最低でも三〇年以上に渡っていると判明する結末が用意され、それに群がる大人たちが学園に留まっているという、別の意味で恐ろしい種明かしが行われることもある。 ばあさんの底知れなさが強まったと同時に、この鳴神学園という学校法人の成り立ちそのものに関わっていたかもしれないと考えれば相当である。[なんで廃校にならねえんだよこの学校という疑問に答える結末はほかにもあるので探してみるのも一興である。] 「死を招くベッド」。 倉田恵美が語り部として立候補するにあたり怖い話を披露するはずが、妙なところから認める認めないの水掛け論になって脱線し、こじれにこじれてしまうことがある。 結局、その日はしっちゃかめっちゃかで後日、坂上くんは嫌な予感を抱えながら本番当日の新聞部部室を訪ねるのだが……。 (ネタバレにつき格納) + ... 部室の扉を開いた坂上君のことを出迎えてくれたのは謎の毛玉に、飴玉ばあさんをはじめとする妙齢の女性たち三名、まさかのキャラかぶりを気にしている男児一名、そして「ヒナキちゃん」という惨状だった。怪異しか集まっていない上に、やっぱり六名しかいないのはなにかの冗談なのだろうか。 カオスな展開を前にして、めまいがする坂上くんを前にして彼女たちがどんな話をしてくれるかはもちろん定かではない。 「トイレット・シャーク」。 坂上たちが噂の検証のためにトイレを訪れたところで多種多様なサメの恐怖が襲い来るこのシナリオだが、なんとでも取り合わせが効くというサメの特性を活かしてだろうか、条件を満たした場合に飴玉ばあさんが現れる。 場所は岩下様のお許しを得て坂上くん単独で潜入した二階の某女子トイレなので、女性であるばあさんがいてもおかしくはないのだがやはり意外な取り合わせではある。なんでも岩下さんは、女子トイレにもばあさんが現れるという噂を聞き及んでいたらしい。 そこでばあさんは坂上くんに対し、新作と称してやはりゴルフボール大の飴玉、手のひらサイズのサメの中で熟成させた飴([さしずめ、アメ玉ならぬサメ玉。……ダジャレかよ!?])をくれるのだった。 が、こんなところで輪にかけて奇妙な飴玉を渡されても食欲は湧きづらいというもので岩下さんの薦めの甲斐もなく逡巡していると「長臣英俊」が現れて食べてくれるのだが……。なんと長臣くんは直後、サメと人間のハイブリッドへと変異してしまった。 これはばあさん自身も知らない新事実なようで悪気はなかったようだが、蓋を開けてみれば体のいい実験台だったことになる。 その一方で、いざ坂上くん自身が食してみた場合は飴玉に感動して壮大な海にまつわる食レポを繰り広げて大いに盛り上がる。 そして母なる海へ向かって駆け出すのだった。その後坂上くんがどうなってしまったかについては語られていない。 彼自身の心根は正しかったためか、別に怪異に成り果ててしまったとかいうわけではないようだが、なんだったのだろうか。 ただし、坂上くんは七不思議の集会の進行を放棄したことに変わりはないため結末としては中途終了となってしまう。 「坂上修一の学校であった怖い話」。 「七不思議の集会」を終わらせた坂上修一だったが、そんな彼の夢枕に立ち意味深かつ不穏なカウントダウンを穏やかな口調で告げてくるのが飴玉ばあさんらしき人物である。 夢の中に現れる老婆といえば「高木ババア」だが、今回は目深にかぶったローブを跳ねのけた先に意外な顔が現れるという演出が行われている。そのため、素顔が見えない「飴玉ばあさん」が選ばれたのだと思われるが詳細は不明である。 いずれにせよ夢とは、脈絡がなくともなにかを示唆さえしていれば何が飛び出しても許される舞台である。 ある意味で『学校であった怖い話』の象徴のひとりともいえる彼女が選出されたことにも納得が生まれるかもしれない。 情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。 もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。 名前 コメント